2012年4月4日水曜日

「良いホームページの条件」とは? (1)

久々のブログ更新ですが、今回から数回に渡って「良いホームページ(Webサイト)とは、どういうものか」についてお伝えしたいと思います。

内容は下を予定しています。

  • ページの目的
  • ページの見た目
  • ページの見えない中身

私がどのような事を意識してWebを作成しているか、あるいはご自身でページを作成している方にも参考になる情報をお伝えできればと思います。


そもそも「Web」は、どんな目的で作られたもの?

本題に入る前に、今回はちょっとした「うんちく」を。

World Wide Webという言い方は耳慣れないかも知れませんが、皆さんが毎日のように使っている「ホームページ」のシステムの昔ながらの呼び方です。長いので書くときは頭文字を取って「WWW」と略したり、最後だけ取って「Web」と呼んだりします。私は「Web」と読み書きすることが多いです。ともあれ、Webがあるおかげで、このブログもこうして皆さんが目にしているわけですね。

さてでは、このWebという仕組みは、どういう経緯で開発されたのでしょうか?

ご存知の方も多いでしょうが、簡単にご紹介します。


スイスとフランスの国境にまたがって、LHCという全周27kmもある巨大な素粒子の実験施設があります。これを管理・運営しているCERN(欧州原子核研究機構)では、実験に関する情報を世界各地の研究者が検索、閲覧できるシステムを必要としていました。

そこでCERNの研究者ティム・バーナーズ=リーがこの問題に取り組み、1990年のクリスマス休暇の間に世界最初のWebブラウザ/エディタWorldWideWebを作成しました。

1991年8月6日、このシステムに関する要約がNetNewsというインターネットを利用した情報交換の場に投稿されました。この日がWebが世の中にデビューした日とされています。


こうしてみると、Webには最初から「情報を伝える」という目的があったわけですね。

ちなみに上の通り、Webがデビューした時には既にコンピューター同士で情報を交換するための「インターネット」の仕組みは出来ていました。Webはそのインターネットの上に成立したと言えるわけですね。

さらに余談ですが、今でもWebの事を「インターネット」と呼ぶ方も時々いらっしゃって、何の事を指しているのか、こちらとしては注意深くお話を伺う必要があったりします。



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