2012年4月9日月曜日

「良いホームページの条件」とは? (4)ページの見えない中身

このブログでは、ここ数回、「良いホームページ(Webサイト)とは、どういうものか」についてお伝えしています。

私がどのような事を意識してWebを作成しているか、ご自身でページを作成している方にも参考になる情報をお伝えできればと思います。

さて今回は、「ページの見えない中身」についてお伝えします。


Webページの中身「タグ」と「W3C」

Webのページの中身は「HyperText Markup Language」略してHTMLと呼ばれる言語で記述されています。

(1) Webのはじまりで触れたように、もともとWebは論文などの文章を共有する事が目的でした。なのでHTMLは当初、色や配置などは二の次で、タイトル、章、項、節と本文、箇条書きやリンクなどを記述する事ができるよう設計されました。

これらの構造は「タグ」というもので指定する仕組みになっていますが、その後、画像も文書中に表示可能となるよう拡張したNCSA Mosaicが普及したのを皮切りに、各Webブラウザ開発者が機能の追加に合わせて独自のタグを拡張するようになっていきました。(ちなみに私が初めて見たWebブラウザもNCSA Mossaicで、Sunのマシンの上で動いていました。20年近く前の事です。)

独自のタグが増えるとページを作成するのが大変になってしまうので、Webの生みの親であるティム・バーナーズ=リーが中心となってWorld Wide Web Consortium(W3C)という団体を立ち上げて規格を共通化するようになりました。

W3Cが定めた規格どおりページが記述されているかどうかは、The W3C Markup Validation Serviceのページで確認することが出来ます。このブログはBloggerのシステムを使っているので対応できませんが、自分でサイトを作るときは可能な限り対応するようにしています。W3Cの規格に合わせつつTwitterやFacebookへ対応するのはひと手間かかるので、他社できちんと対応できているページは少ないと思います。


規格に従うメリットは?

  • 様々な端末やブラウザ、多くのユーザーへの対応

    HTMLファイルを表示するプログラム「ブラウザ」はなるべく規格に従うように設計されています。ページのデータがきちんと規格に従っていないと、自分のコンピューターでは普通に表示されていても、別の環境では表示が崩れる事があります。また前回の記事の最後、音声合成機能で文章を読み上げる「音声ブラウザ」という機能について触れましたが、規格に従ったページにすることで適切に読み上げる事が可能になります。

  • 検索エンジンへの対応

    人間はレイアウトで文章の構造を認識しますが、コンピューターはタグを手掛かりにします。表示する際のレイアウトも、タグを手掛かりに決めていきます。ページ内に適切にタグを使う事で、検索エンジンも目次や次に読むべきページなどのページの構造を正しく認識するようになります。

  • 通信量の最適化

    適切に規格に従うと「文章の構造」と「見た目の定義」を分けることが出来ます。この見た目の定義にはCascading Style Sheets(CSS)という仕組みを使うのですが、これを上手く使うとサイト内のページを連続して表示する際に「見た目の定義データ」は最初に1回送信するだけで済み、わずかながら転送量を節約できます。「チリも積もれば」で、特に大規模なサイトでは大幅なデータ量を節約できることになります。


古いブラウザの問題点とは?

残念ながら、古いブラウザでは規格で意図されている通りに動作しない事があります。

特にInternet Explorer 6 (IE6)は登場から10年も経っており非常に古く、特にCSSについて問題を多発するので、多くのWeb製作者は他と別扱いで時間をかけて作成しています。

IEはその後 7, 8, 9 と新しいバージョンが登場しており、その都度、さらに適切に規格に従うように改良されていますが、それでもまだまだ古いIE6を使っている方が多く居ます。マイクロソフト社もIE6の利用を止めるように、わざわざInternet Explorer 6 Countdownというサイトを用意していますが、今日の時点でも、日本でもまだ6%以上の方が残っていますね。「更新を促すメッセージが出ているけど、よく分からないので現状維持」としてしまう方も多い模様です。

そこで、Internet Explorer 9 の自動更新による配布という記事の通り、6月からInternet Explorerの自動配布が行われる予定となっています。古いIEは規格に従っていないだけでなく、表示速度も遅く、セキュリティ上も問題を生じやすいので、特別な理由がない限りは更新した方が良いでしょう。以前はかながわ電子入札共同システムなど古いIEでないと問題を生じるページが多々ありましたが、IE9対応のページが増えつつある模様です。

ともあれ、「良いページ」はブラウザの新旧を問わずなるべく様々な環境で見れられるよう工夫していますが、これもお客様からは見えにくい部分となっていますね。


[神奈川県秦野市のIT訪問サービス/ホームページ作成/ソフトウェア開発] 有限会社アイエヌシーhttp://www.incinc.jp/

2012年4月8日日曜日

「良いホームページの条件」とは? (3)ページの見た目

前々回から「良いホームページ(Webサイト)とは、どういうものか」についてお伝えしています。前回は「ページの目的」についてお伝えしました。

私がどのような事を意識してWebを作成しているか、ご自身でページを作成している方にも参考になる情報をお伝えできればと思います。

さて今回は、「ページの見た目」についてお伝えします。


デザイン=装飾?

「デザイン」という言葉を聞いて「どう装飾するか」だと思う方もいらっしゃるかも知れません。

実際は、それだけではありません。


  • 雑誌や新聞の場合

    通常は「ぱっと見」で大体の内容を理解できると思います。これは「見出しと本文、写真」が適切に配置されているためです。

  • 道路標識の場合

    特に高速道路などでは、サービスエリアでどんな施設があるのか、どちらに行ったら良いのか、などを瞬時に伝える必要があります。

ホームページの場合も同様で「どこをクリックしたら欲しい情報が得られるのか」「そもそもクリックできる所はどこなのか」等々、ぱっと見て分かる必要があります。

そのために、適切にお客様の目を誘導する目的で装飾が必要になるわけですね。


お客様と、見た目の方向性

ページのデザインは、見て下さるお客様を想定して下の要素を合わせていく必要があるでしょう。

  • ページの雰囲気

    例えば有名ブランドショップのような綺麗で落ち着いた感じか、あるいはスーパーやディスカウントショップのような勢いのある感じか、などを検討します。前者であれば余白を多めに、上品さを感じられるフォントで同系色での微妙な違いを使う、等となります。後者であれば太いフォントに原色を多めに使う、等ですね。

  • 文章と写真

    情報量がある感じにしたいのか、雰囲気を伝えたいのか、等ですね。前者なら文字の配分を多めに、後者なら写真を効果的に配置する、等です。

  • 文字のサイズ

    お歳を召した方の多くは、細かい文字を読むのが苦手です。ですので、そのような読者が想定される場合は文字を大きめにしておいた方が良いでしょう。あるいはブラウザの設定で文字サイズを大きめに指定しているケースがありますが、その場合も表示が崩れないよう工夫が必要です。


配色

色にはイメージがあるので、雰囲気を伝える上で大切な要素になってきます。

上でも少し触れましたが、私の場合は基本的にはお客様の要望する雰囲気やコーポレートカラーを意識して決めています。

また同じ色の組み合わせでも、使う面積の比率でニュアンスが変わるので、ページ内の情報の面積の比率にも注意していきます。また、面積が広ければ少しの色の違いでも簡単に気づきますが、文字など細かい部分ではコントラストをしっかり確保すると読みやすくなります。

そして、Webは誰がアクセスするのか分からないので、色覚障がいの者ある方も情報を把握できるような配色だと良いでしょう。これはColorblind Web Page Filterで簡単にチェックできます。このサイトは日本語が化けてしまう問題がありますが、配色の確認という意味では十分だと思います。


見た目を整える方法や配色については、ノンデザイナーズ・デザインブックという本が非常にお勧めです。ウェブサイトだけでなく、印刷物を作るときにもきっと役に立つでしょう。


さらに多様なアクセスに対応するには

さらには視覚の障がいのため、音声合成機能で文章を読み上げる「音声ブラウザ」という機能を使用している方もいらっしゃいます。そのようなケースに適切に対応するためにも、ページの見えない部分の構造にも注意すると良いでしょう。

という所で、次回は「ページの見えない中身」についてお伝えしたいと思います。



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2012年4月7日土曜日

「良いホームページの条件」とは? (2)ページの目的

前回から「良いホームページ(Webサイト)とは、どういうものか」についてお伝えしています。

私がどのような事を意識してWebを作成しているか、ご自身でページを作成している方にも参考になる情報をお伝えできればと思います。

さて今回は、「ページの目的」についてお伝えします。


そのページの目的は?

効果的なWebページやブログを作るには、まず「このページの目的は何か」をきちんと考えておく事が大切です。


10年前であれば「個人や家族のページ」を作る方も多かったと思いますが、今ならFacebook、mixiのようなSNSや、Twitterでなどを使うと良いでしょう。これらは面倒なツールを使わなくとも簡単に記事を投稿できるのが魅力です。

それらと別にページを作るケースは「ご商売をされている方や、何かの団体を運営されている方が、PR目的で作成する」場合が大半だろうと思います。

という事で、ここでは「商品のPRが目的」という前提とします。


もちろん中には「自分の名刺にアドレスを入れたいから」という方もいるかも知れません。「ページはあって当たり前、無いと恥ずかしい」という気がするのは分かります。Webサイトとメールアドレスのドメインが統一されると確かに「しっかりした会社」という印象を与える事も出来ますね。

しかし、それだけでは非常にもったいないです。むしろ内容の乏しい、あるいは雑な作りのページを公開した場合、マイナスのイメージを周囲に与えかねません。


ちなみにこのブログ自体も、中小企業や個人事業主の方を主な読者として想定しています。

想定した相手によって文章も変わるでしょうし、伝える内容や表現も違ってきますね。


自分の会社名で検索したとき、どんなページが表示されますか?

さてでは「自分の会社やサービス」について検索してみたことはあるでしょうか?

自分のページやブログを持っていない場合、マピオン電話帳などがヒットするケースも多いと思います。会社の所在地や連絡先等を伝えるだけなら、それでも「無いよりはマシ」と言えるかも知れません。

しかしこれでは他社と違う点は分かりません。売り上げに結び付ける事は難しいでしょう。


では「誰」に「何」を伝えれば良いでしょうか?

もちろん、お客様が購入の参考になる情報を伝えると良いわけですね。

会社所在地など必要な情報の他に、他社と違う点を発信するページにしていくと良いわけです。

例えば具体的には、下のようなポイントを押さえると良いでしょう。とはいえ、この部分だけでも本が1冊書けるほどボリュームがある内容なので、かなり端折ってお伝えしています。

  • お客様から見た時のメリットが分かりやすい。

    商品の情報・諸元を単に羅列するのではなく、どんなメリットがあるのか分かるように伝えると良いでしょう。

  • ページの雰囲気を整える。

    取引相手が主に企業の場合は「固め」にしておいた方が良いでしょうし、個人であれば柔らかい楽しい感じが良いかもしれません。そしてどちらの場合でも、会社や代表の人柄などを伝えるため、代表者や社屋、代表的な商品の写真などがあると良いでしょう。

  • これまでの実績が分かる。

    過去に扱ってきた商品や会社の歴史などが分かるような仕組みがあると、なお良いでしょう。TVの通販番組などでも良くありますが、他のお客様の感想なども有効です。

  • 時々は更新する。

    せっかくページを見たのに更新されていなければ、がっかりしてしまいます。定期的に更新して最新情報を得られるようにする事も大切です。

もちろんこれらは、読むのがどのような方なのかを考慮しておくと良いですね。


さらにページを見てもらうには?

せっかく良い内容のページが出来ても、まったく見てもらえないのでは意味がありません。

そこで、ページを見てもらうための工夫も大切になってきます。

例えばこんなところですね。

  • GoogleやYahoo!の検索連動広告を設定する。
  • 実際の店舗や紙媒体など、ネット以外でもきちんとPRする。
  • Twitter,Facebookなどと連動する。
  • 他のサイトからリンクしてもらう。

さて次回は、「ページの見た目」についてお伝えしたいと思います。



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2012年4月4日水曜日

「良いホームページの条件」とは? (1)

久々のブログ更新ですが、今回から数回に渡って「良いホームページ(Webサイト)とは、どういうものか」についてお伝えしたいと思います。

内容は下を予定しています。

  • ページの目的
  • ページの見た目
  • ページの見えない中身

私がどのような事を意識してWebを作成しているか、あるいはご自身でページを作成している方にも参考になる情報をお伝えできればと思います。


そもそも「Web」は、どんな目的で作られたもの?

本題に入る前に、今回はちょっとした「うんちく」を。

World Wide Webという言い方は耳慣れないかも知れませんが、皆さんが毎日のように使っている「ホームページ」のシステムの昔ながらの呼び方です。長いので書くときは頭文字を取って「WWW」と略したり、最後だけ取って「Web」と呼んだりします。私は「Web」と読み書きすることが多いです。ともあれ、Webがあるおかげで、このブログもこうして皆さんが目にしているわけですね。

さてでは、このWebという仕組みは、どういう経緯で開発されたのでしょうか?

ご存知の方も多いでしょうが、簡単にご紹介します。


スイスとフランスの国境にまたがって、LHCという全周27kmもある巨大な素粒子の実験施設があります。これを管理・運営しているCERN(欧州原子核研究機構)では、実験に関する情報を世界各地の研究者が検索、閲覧できるシステムを必要としていました。

そこでCERNの研究者ティム・バーナーズ=リーがこの問題に取り組み、1990年のクリスマス休暇の間に世界最初のWebブラウザ/エディタWorldWideWebを作成しました。

1991年8月6日、このシステムに関する要約がNetNewsというインターネットを利用した情報交換の場に投稿されました。この日がWebが世の中にデビューした日とされています。


こうしてみると、Webには最初から「情報を伝える」という目的があったわけですね。

ちなみに上の通り、Webがデビューした時には既にコンピューター同士で情報を交換するための「インターネット」の仕組みは出来ていました。Webはそのインターネットの上に成立したと言えるわけですね。

さらに余談ですが、今でもWebの事を「インターネット」と呼ぶ方も時々いらっしゃって、何の事を指しているのか、こちらとしては注意深くお話を伺う必要があったりします。



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2012年3月7日水曜日

インターネットで災害に備えるには (3)情報収集

もうすぐ東日本大震災から1年という事で、「インターネットで災害に備える方法」について特集しています。

前々回はインターネットラジオ前回はSkypeなどのIP電話についてお伝えしました。

いずれも普段からも使えて便利ですね。なお前回の中で「LINE」のWindows版、Mac版が出ましたので若干追記しています。ただし現状では、スマートフォン版を使っている必要があると言う事のようですね。


この震災では携帯電話、固定電話はほとんど通じず、パソコンでのメール、そしてTwitterやSNSなどで連絡を取るのが有効だった、という事は「東日本大震災で有効だった通信手段とは?」として以前にメールマガジンでもお送りした通りです。


さて今回は、災害時にネットで情報収集する方法について簡単にまとめます。


ネットで情報を得るには?

  • TwitterFacebookmixi等をチェックする

    自分や周囲の状況の発信や、家族や友人の安否の確認に使うことが出来ます。

    友人が情報の発信源となる手段、ページを教えてくれる事もあります。

    なので、普段から使い方を把握しておく事も大切ですね。

  • Twitterで、総務省消防庁 (fdma_japan) などをフォローしておく

    平時は消防庁の報道発表に関する情報が中心のアカウントですが、大規模災害時には都度、正確な情報を発信してくれます。

    他にも、神奈川県庁広報課 (kanagawapref_pr)秦野市危機管理対策 (hadanokikikanri)のような、地元の都道府県、市町村の公式アカウントをフォローしておくと良いでしょう。

  • Yahoo!やGoogleなど大手サイトの特設ページをチェックする

    Google Person Finder(現在は運用終了)など、特設ページが設けられることがあります。

災害時に怖いのは、根拠のない偽情報、デマなどです。

チェーンメール等で、終了した情報が広まり続けてしまう事もあります。

それに加担しないために、元の情報源、いつの情報か、などが分かるように伝えたいですね。


地震の速報を知るには?

緊急地震速報は、地震の発生直後に震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して、地震の規模を推定し、各地の到達時間や震度を予測し伝える警報です。(気象庁 緊急地震速報とはより)

この情報を元に、交通機関では電車のスピードを落とす、信号を切り替える等の警戒が行われます。家庭でも、まずは火を消す、安全確保する、などの行動が求められます。

より詳しくは気象庁の「緊急地震速報について」をご覧ください。


緊急地震速報の入手方法について、気象庁の「緊急地震速報の入手方法について」というページから引用します。


緊急地震速報を知る他の方法は?

下の方法があります。



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2012年3月5日月曜日

インターネットで災害に備えるには (2)IP電話

もうすぐ東日本大震災から1年という事で、「インターネットで災害に備える方法」について特集しています。

前々回はインターネットラジオについてお伝えしました。

十分な速度の回線と電源がある場合、電波が入りにくい場所、室内でもラジオをクリアな音質で楽しめるので、普段からも使えて便利ですね。


さて今回は、インターネット経由で音声を伝える方法についてお伝えします。


この震災では携帯電話、固定電話はほとんど通じず、パソコンでのメール、そしてTwitterやSNSなどで連絡を取るのが有効だった、という事は「東日本大震災で有効だった通信手段とは?」として以前にメールマガジンでもお送りした通りです。

緊急時には、より情報の量が少なくて済む文字の方が音声よりも確実なのですね。


とはいえ、やはり「声を確認したい」という気持ちもよく分かります。

そこでインターネット経由で音声通話する方法について、平時から慣れておくと良いのではないでしょうか。


メリット・デメリットは?

これらのサービスのメリットは次のようなところですね。

  • 通話は無料もしくは非常に低料金です。
  • 海外の人とも無料で通話できます。

問題点は、データが大量となる事です。

このためDoCoMoのFOMAでは規制されて利用できないケースがある、あるいは他の回線でも携帯電話の回線では安定した通話は難しい事があります。

なので、スマートフォンの場合は無線LANが入るところで利用するのが良いでしょう。


どんなサービスがおすすめですか?

私としては一番のおすすめは今の所、利用者の多いSkype、ついでSkypeに無い機能を備えたViber、という所です。


それぞれのサービスの特徴は?

  • Skype

    インターネットでの音声通話での最大手です。

    WindowsやMacだけでなく、現在はauの携帯電話でも利用可能ですし、スマートフォン用のアプリケーションも用意されています。

    Skype同士の通話は無料の上、有料オプションで固定電話からの着信、あるいは各国の固定電話への発信も可能です。

    映像つきの会話も無料です。Skypeのために、カメラやマイクを内蔵しているパソコンを選択するのも良いでしょう。iPhone4ではフロントカメラももちろん利用できます。

    欠点は「使う前に、お互いがソフトを立ち上げておく必要がある」事ですね。事前に通話する時間を決めておくと良いでしょう。

    Skypeのビジネスモデルでは、有料オプションが収益源となっていますね。安心して使うためには、ビジネスとして継続可能か、という点も見逃せないですね。

  • Viber

    「スマートフォンが電源オフの状態でも着信通知」してくれる機能を備えている事が特徴です。

    このため、通常の電話と遜色なく使う事ができます。

    また、スマートフォンの連絡先の中から、Viber を利用している人を自動的にピックアップしてくれる点も非常に便利です。

    「電話する際、可能な相手にはViberで」とすると電話代の節約になるでしょう。

    欠点は、iPhoneまたはAndroid用という事で、WindowsやMac用のソフトが無いという事ですね。

    Viberの場合はビジネスモデルは特に無く、これから収益方法を考えるという事だそうです。

  • LINE

    一時期テレビや雑誌などで大々的に宣伝していたソフトです。そのせいでダウンロード数も相当な数になっているとの事。

    元々は装飾付きで文字メッセージを送る機能がメインで、この機能はスマートフォンではない携帯電話で利用が出来るとの事です。

    パソコン版の音声通話機能ソフトも開発中との事。(3月7日追記:Windows版、Mac版も追加されました。ただし現在の所、登録にはスマートフォン版で登録しておく必要があるそうです)

    ‥‥なのですが、大変恐縮な事に、私の周りで使っている人が居ないため、私もほとんど試せていません。

    LINEはNAVERという韓国企業が作成しています。オンラインゲーム等で有名な会社ですね。こちらもビジネスモデルはこれからの模様です。

  • FaceTime

    MacやiPhoneが相手なら、FaceTimeでビデオ通話が可能です。

    メリットは最近のiOSに最初から搭載されていて、起動が比較的簡単な事でしょう。

    欠点は、WindowsやAndroidと通話できない事、Mac OS版は有償という事ですね。

  • Google Talk

    Google Talkは、Gmailの画面上で相手とメッセージを送るものでしたが、後付けの「プラグイン」を利用することで音声通話も可能になっています。

    Windows、Mac、Linux、一部のAndoroid端末と、iPhoneのTalkatoneで使うことが出来ます。

    欠点は、やはりユーザーが少ない事ですね。


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2012年2月20日月曜日

Windows Vista/7のサポート期間が延長されました

前回「ネットを使った情報交換についてお伝えします」としてインターネットラジオの件を取り上げたのですが、今朝米MSが個人向けVistaのサポート打ち切りを撤回、2017年まで延長という大ニュースが飛び込んできたのでお伝えします。


このブログでもWindows7を買う場合の注意点は?として家庭用Windowsと仕事用Windowsでサポート期間が異なる事をお伝えしてきましたが、今回、Windows Vista/7 ともにサポート期間がすべて共通になったわけですね。


これまでサポート期間について真面目に考慮していた方にとっては、あまり嬉しくないかも知れません。

既に Windows Vista から Windows7 に移行済みだったり、購入時もやや割高の仕事用のEditionにしていたり、コストを支払っているわけですので、割を食ってしまった感がありますね。ちょっと納得しかねますね。


その一方で、様々な理由でVistaから移行しにくかった方には朗報です。

サポート期間が終わると怖くて使えませんが、一般のユーザーにこのような認識が広まっているとはとても言えない状況です。サポートが終了しても使い続ける方が続出するのは想像に難くないので、その点は歓迎すべき事かも知れません。


ともあれ、せっかくサポート期間が延びたのですから、今後もきちんとアップデートは欠かさないようにする事をお勧めいたします。


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2012年2月14日火曜日

インターネットで災害に備えるには (1)インターネットラジオ

さて、来月で東日本大震災から1年という事で、今回からはネットを使った情報交換についてお伝えします。

この震災では携帯電話、固定電話はほとんど通じず、メール、そしてTwitterやSNSなどで連絡を取るのが有効だった、という事は「東日本大震災で有効だった通信手段とは?」として以前にメールマガジンでもお送りした通りです。


このブログも、TwitterやFacebook、あるいはメールマガジン等を経由して見てくださっている方が大半だと思いますので、これらの便利さは今更説明するまでもないかと思います。

そこで今回は、それ以外の情報入手の方法として「インターネットラジオ」を紹介します。


インターネットラジオとは

音声データをインターネット上に載せて再生するものです。

各家庭や事務所が光回線やADSLなど高速な回線になった事と、著作権上の問題がクリアになったため、現在は普通のラジオとほとんど同じ内容を放送するサービスも登場しています。

  • ニッポン放送やFMヨコハマを含め、民放各社が参加しているradiko
  • NHKの第一、第二、FMを扱うらじる★らじる

これらはWindowsPCやMacだけでなく、スマートフォンの専用アプリケーションを通じて聞くこともできます。

なお音声データが非常に膨大な情報量を必要とすることについては、以前にメールマガジンでも「今さら聞けない、データの量の話(後編)」でお伝えした通りです。


インターネットラジオのメリット

通常のラジオと異なり、非常にクリアな音声で聞くことが出来ます。

特に私が住んでいる秦野では、丹沢の山の影響で東京方面からの電波が弱くなってしまいます。NHK FMなどはよほど大きなアンテナを立てないと聞くことが難しかったのですが、PCまたはスマートフォンとネット環境があれば聞くことが出来るわけです。ありがたいですね。

震災時のためにラジオを用意されている方も多いとは思いますが、こういう方法もあると知っておいて損はないかと思います。

なおNHKラジオのインターネット配信は震災直後の2011年3月11日から22日までの間、試験的に行われていましたが、9月1日より正式にスタートしています。【参考インターネットラジオ - WikipediaNHKネットラジオ らじる★らじる - Wikipedia


著作権の問題とは

商業的に音楽を使う際は、権利者の許諾を得て、相応の使用料を支払うなどの条件をクリアする必要があります。

ところが「電波による放送」と「インターネット上でデータを流す事」はそもそも別の事ですので、個別に許諾を得る必要があるわけです。

これでは不便ですので、2006年に放送局が番組と同時にインターネット配信する場合に限り、別々に許諾を得る必要は無いという事になりました。【参考:レコ協と芸団協、放送番組のネット利用に係る集中管理事業開始へ ニュース-ORICON STYLE-

ただし配信エリアは実際の電波が届くのと同等の範囲となっており、日本各地のラジオを一か所で聴くことはできなくなっています。また、一部の情報については配信されないようになっています。


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2012年2月7日火曜日

出先で電源を確保するには?

出先でIT機器を使う場合について、出先でパソコンから「インターネット」を使うには?携帯電話でTwitter、Facebook、Gmailを使うには?でお伝えしてきました。

今回は、出先で電源を用意する方法についてまとめます。


私も外出する時、携帯電話やiPhone4Sは非常によく使います。

  • 目的地までの電車の乗り換えや、地図の確認
  • スケジュールの確認
  • PC宛のメールのチェック
  • 珍しい風景など写真に撮って公開
  • 時間調整のためニュース、Twitter、Facebookの確認、ゲームなど
  • もちろん電話も

とても便利ですよね。


しかし、弱点が一つ。「電池の減りが速いこと」です。

あれこれ機能を使わなくとも、普通に持ち歩くだけで電池は減ってしまいます。

泊りがけなら宿泊先で充電できますし、車での移動ならシガーソケットから充電できます。電車で日帰りだと、訪問先で電源を使わせてくれるなら良いのですが、そうでない場合は電源を確保するための工夫が必要になってきます。


予備バッテリー

従来型の携帯電話の多くはバッテリーパックを交換できますが、iPhoneなどはバッテリーを取り外すことが出来ません。

そこで、USB出力できるバッテリーと充電ケーブルを持っておくと安心です。

私の場合は「電池内蔵でUSBで給電できる、AC充電器」を持ち歩いています。予備バッテリーだけでなく、充電器を兼ねているので非常に重宝します。Amazonでもいくつか見つける事ができますね。


それでもバッテリーが心もとない場合は?

電源を使える場所を調べておくと良いですね。

  • 喫茶室ルノアール

    比較的多くの店舗で電源と公衆無線LANを使う事が出来ます。

  • 新幹線

    多くの駅の待合室で電源と無線LANを完備していますし、JRおでかけネットの通り車内でも電源の使える席があります(小田急も電車内で充電可能だと良いのですが‥‥)。

その他、ハックスペース電源が使える喫茶店をはじめとした、ライフハッカーの「電源のあるカフェを検索するサイトまとめ」に掲載されているサイトをチェックしておくと良いと思います。

(追記:携帯電話のショップで、無料で充電をしてくれる事も有ります。例えば映画館に行く場合など、その間に預けて充電してもらう、という手も何度かやっていたりします。)


店に無断で充電した場合は?

時々ニュースにもなりますが、店側に断りなく充電する行為は犯罪です。

くれぐれも注意しましょう。

ちなみに、電気は形の無い物ですが、100年も前から窃盗と認められています。割とトリビアですね。


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2012年2月3日金曜日

なぜパソコンは熱くなるの?

前回「デフラグ」ってなんですか?でも廃熱が問題になるケースをお伝えしました。

今回はなぜ熱が出るか、熱が出るとどうなるかをお伝えします。


なぜパソコンは熱を出すの?

熱を出すのは主にCPUとHDDですが、ここでは特にCPUについて説明します。

CPUの中では、電気を細かく充電、放電して「0/1」の状態を作る事で、計算処理を行っています。貯めた電気を放電するとき、その電気が熱に変わります。

このときに出る熱の量は、CPUの「クロック数(=1秒当たりの計算処理の回数)」に比例します。このクロック数は、パソコンの速度を向上するために昔から比べると飛躍的に増えていて、具体的にはPC-8801などでは4MHz(1秒当たり400万回)だったものが、最近のPCでは4GHz(1秒当たり40億回)などと1,000倍になっています。

そのため昔のパソコンなら「ほんのり温かい」程度で済んでいたのですが、最近では数十ワットと電球なみの発熱量となっています。

廃熱が追い付かず高温になりすぎると、熱による膨張で基盤が壊れたり、あるいは半導体としての特性が変わってしまったり、他の基板上の部品が劣化したり、と悪影響が出ます。

これを避けるため、大型の放熱板を付けたり、ファンを回したりして冷やすわけですね。

ゲーム機も今は同様の理由でファンが付いています。昔のファミコンなどにはファンは付いていませんが、今のPS3等ではファンの音がするはずです(しない場合は、たぶん壊れてますよ!)。


CPUを冷却できないとどうなるの?

長く使っているとファンも壊れてしまう事があり、その場合、こんな症状が生じます。

  • 極端にスローダウンします。

    過熱時に自動的に動作を遅くしてCPU自身の故障を防ぐ「サーマルプロテクション」という機能が働くためです。幸い私は経験が無いのですが、この機能が無い昔のCPUでは過熱してCPUが壊れるケースもあった模様です。

  • 操作できない、あるいは異常終了する場合もあります。

    上の機能でも間に合わず、温度が上昇し続けた場合は、自動的に電源が切れてしまいます。熱暴走と言われる現象ですね。


対処するには?

ファンや放熱板、空気取り入れ口などにゴミがついていたら掃除すると良いでしょう。また、パソコンの空気取り入れ口がモノで塞がれると冷却効率が落ちるので、隙間を開けるようにしてください。

ファンが不調という場合は、きちんと修理するなり、新品のパソコンに買い替えるなりすると良いでしょう。古いパソコンをだましだまし使っているという場合、デスクトップ型ならファンの交換は比較的簡単ですが、特にノートパソコンでは分解が大変な事もあります。この場合はノートパソコン冷却台と呼ばれる類の製品を買うと改善するかも知れません。夏場に性能が落ちるという場合にも有効です。


将来は、もっと発熱が大きくなる?

特にノートパソコンでは発熱量は限界に近いので、発熱量を上げずに性能を上げる方法が模索されています。

パソコンの「性能」はどうやって決まるの?で「複数のCPUが入ったものがある」というお話をしましたが、これもその一つです。

消費電力はクロック数に比例してしまうため、クロック数を抑えて、CPUの数を増やす事で高速化しよう、という事ですね。より詳しくはマイナビニュースのマルチコアプロセサの消費電力という記事に書いてありますが、例えば「クロックを80%に落とし、二つのCPUを動かすと、元と同じ電力のまま、理想的には0.8×2=1.6倍の処理を行う事が出来る」という事だそうです。


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2012年2月2日木曜日

「デフラグ」ってなんですか?

先日Xpのパソコンを最適な状態に設定するには?で「デフラグ」という言葉を使いましたが、今回はこれがどういう処理なのか、簡単に説明したいと思います。


デフラグはどういう処理?

パソコンの中で文書データやプログラムは、「ハードディスク」という部品の中で「ファイル」という単位で保存されています。

パソコンの「性能」はどうやって決まるの?でもお伝えしたとおり、ディスクは本棚に例えて説明しています。

本棚の中で隙間無く本が並ぶように、ディスクの中でもファイルがきれいに並んでいる‥‥という状態が理想ですが、実際には、文書の修正や、プログラム更新などで、ファイルの順序は変わってきます。

例えば元のサイズより大きくなって続きが離れた場所に置かれてしまったり、小さくなって隙間ができたり、さらにはその隙間に新しいファイルが細切れで詰め込まれてしまったり、という状態になっていくわけですね。

「断片化」「fragmentation」とは上のように細切れになってしまった状態、「フラグメント fragment」とは「断片」という意味です。

断片化すると、ひとつのファイルを読み書きするのに離れた場所を読み込む動作が必要となってしまい、起動や終了を含めてあらゆる動作が遅くなっていきます。

この断片化を解消するのが「デフラグ defrag」という処理です。ディスク上の細切れのファイルを並び替え、きれいに並んだ状態に直します。

デフラグを行うプログラムはWindowsに標準で付いてくるのですが、他にも、より少ない時間で効率よく実行するもの、使用頻度に応じてファイルの位置を効率的に並べてくれるもの、パソコンの処理が空いている時間を利用して自動的に実施するもの、有償のもの、無償のもの、様々あります。


デフラグの問題点は?

  • 時間がかかります。

    場合によっては、デフラグの完了まで、数時間かかるケースもあります。

  • 実施中、他の処理はおすすめできません。

    デフラグ自体がディスクを激しく読み書きするので、動作が非常に遅くなります。また整理している横で散らかしているような事になるので、他の処理は行わない方がよいです。

  • ディスクに負荷がかかります。

    そのため寿命を縮める事になります。特に夏場は廃熱がこもってしまう問題も出ます。パソコンのメモリが豊富だったり、元々高速なディスクを使用している場合、断片化による悪影響は少ないので、あまり頻繁に行う必要は無いでしょう。

  • SSDの場合、そもそも必要性が乏しい。

    SSDは、SDカードやUSBメモリと同様に電気的に読み書きするため、デフラグの悪影響は少ないと言われています。またHDDよりも書き換え可能な回数が少なく、デフラグはHDD以上に寿命を縮める事に繋がります。とはいえSSDでも空き領域が断片化すると速度低下するという意見もあり「より慎重に行うべき」だと思います。

弊社では訪問サービスでオススメのデフラグツールのご紹介、導入などもしております。

不明な点がありましたら、ぜひ、ご相談いただければと思います。


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2012年1月31日火曜日

PCを譲渡する際に必要な作業は?

パソコンには、ユーザー名や組織名として、ご自身の名前、会社名などの情報が記録されている事があります。

これは初めて Windows を起動したとき、セットアップ内容の一部として入力するようになっていますね。

これらの情報が残ったままのパソコンを譲渡するのは、渡す方も、渡される方も、あまりうれしくないのでは、と思います。

そこで今回は、前回のXpのパソコンを最適な状態に設定するには?に続き、Windows Xpを例に ユーザー名もリセットする手順を簡単に説明します。

少し難しい内容を含んでいるかもしれません。誤って操作するとトラブルの元ですので、くれぐれもご注意ください。


ユーザーの追加と削除

Windowsではユーザー毎に設定を分けるため「ユーザーの名前のフォルダ」の下に各種設定やドキュメントを保存する仕組みになっています。

コントロールパネルでユーザー名を変更した場合、表示上の名前は変わりますが、このフォルダ名は変更されません。

そこで、古いユーザーを削除する事を考えます。ユーザーを削除すると関連する各種設定もリセットされる事になりますが、それにより動作が快適になるケースも多々あります。

この手順は下のようになります。

  1. 新たに管理者ユーザーを作成する:

    マイクロソフト社のサポートページに書かれている通りです。なおこのブログで想定しているような小規模ネットワークの場合、ドメインは使っていないケースがほとんどでしょう。

  2. Windowsを再起動し、上で作成した新たな管理者でログオンしなおす:

    再起動せずにログアウト/ログインで新しいユーザーに切り替えた場合、古いユーザーのファイルがロックされたままとなっているので後の手順で削除できません。再起動してください。

  3. 必要に応じて、これまでのユーザーのファイルをコピーする:

    一部のアプリケーションでは、インストール時点のユーザーのスタートメニューのみ変更され、それ以降に新しく作成したユーザーのメニューは更新されない事があります。

    そこで、このようなソフトは再インストールするか、「スタートメニュー」のフォルダの内容を適切に移し替えます。

  4. 以前の管理者ユーザーを削除する:

    マイクロソフト社のサイトでは、Windows Xp のユーザーの削除手順を見つけるのが困難です。各メーカーのサポートサイトの方が詳しい手順が掲載されています。121ware.com(NEC)IBM(lenovo)のサイトのユーザーアカウントの削除方法を紹介します。

  5. ユーザーのフォルダが残っているので、手作業で削除する:

    マイクロソフトのサイトでもユーザーを削除してもマイドキュメントのターゲットフォルダが削除されないとあるとおり、削除したユーザーのファイルが残っているので手作業で削除します。


システムが記録しているユーザー名と会社名の変更

コントロールパネルの「システム」の所に、ユーザー名と組織名が表示されます。この情報も、譲渡する前に直しておきたいところです。

マイクロソフトによる説明はハウツー解説: Windows XP をインストールした後に、名前と会社名の変更についてと、タイトルも含めて自動翻訳のため非常に難解です。

代わりに日経トレンディでセットアップ時に指定した使用者名を変更するという分かりやすいページを作成していたので紹介します。


Office2003の変更

Officeにもユーザー名が記録されている事があります。

これは[OFF2003] Office 2003 で会社名とユーザー名を変更する方法の手順で確認、必要に応じて修正しておきます。


Xpのサポート終了まで800日という記事も出ていますが、パソコンの買い替えに伴って、古いパソコンを他の人に譲渡する、などという場合に参考になれば幸いです。


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2012年1月28日土曜日

Xpのパソコンを最適な状態に設定するには?

お客様から Windows Xp PC の設定をリセットするよう依頼があり、今日は他作業と並行して実施しています。

単純なリセットであればWindowsを再インストールすれば良いのですが、今回は諸般の事情で難しく、Windowsはそのまま、最適化を実行することになりました。


そこで今回は、このパソコンの最適化、高速化の作業はどういう事を含むのか、抜粋してご紹介します。


スクリーンセーバーを「無し」にする

まずはネットワークに接続されていない状態にしておいて、後の作業で悪影響が無いように、スクリーンセーバーを変更しておきます。

古いパソコンだと、スクリーンセーバーの動作にCPUの能力の100%近くを必要とする場合が多々あるためです。

昔のCRTモニタでは同じパターンが表示されていると、その部分が焼き付いてしまいます。そのためスクリーンセーバーで回避していたのですが、特に液晶の場合はバックライトの寿命を延ばす事を考えたほうが良く、作業の邪魔をさせないためにも画面出力を自動でオフする設定にしておきます。


古いプリンタのドライバの削除

長く使ってきたパソコンでは、以前のプリンタの設定が残っている事があります。

中には、プリンタの状態を監視するためのプログラムがずっと裏で動き続けている場合があります。今回はこれに該当していました。

非常に遅いパソコンなので、動くプログラムは出来るだけ少なくしておきたいところです。

なので、プリンタとそのドライバを削除、アンインストールします。


silverlightの削除

silverlightはWebなどで動きのあるコンテンツを表示するマイクロソフト製のプログラムですね。Flashと同様の位置づけのものです。

対応サイトも滅多に無いですし、削除します。

どうしても見たければもっと速いパソコンを用意した方が良いですね。

その他、不要なソフトはここでアンインストールしておきます。


Microsoft Update

ネットワークに接続してから、以前Windowsの更新方法、注意点は?でお伝えした通り、きちんとWindowsを現時点での最新の状態にしておきます。

なお今回は「.NET Framework」は不要ですので入れていません。


Adobe Reader、Flash Player、Java

Windows「以外」の脆弱性は?「Adobe Reader」の問題って何?でお伝えした通り、これらも古いバージョンのままだと危険があるので最新版にしておきます。


ウィルススキャンソフトの入れ替え

今回の場合はパソコンをまるごと別の方に譲渡するとの事ですので、ライセンス違反にならないよう入れ替えておきます。

具体的にはこれまで使っていたウィルススキャンソフトはアンインストールした上で、Microsoft Security Essentialsという無償のウィルススキャンソフトに入れ替えてスキャンしておきます。


デフラグ

HDDの中身がバラバラで速度低下を招いているので、デフラグも実施しておきます。

デフラグについてはいずれ説明します。


メモリ増設

今回のPCは512MBで、購入時はやや多めでしたが、今となっては不足していますね。

そこでBUFFALO ノートPC用増設メモリ 1GB 2枚組を購入しておきました。今回のPCはこの型番なのですが、メモリに関する注意点は?の通り、どのメモリが使えるか事前にチェックが必要ですね。


その他

不要ファイルの削除、レジストリの最適化、などを行います。


特にXpを使っている方で、まだ買い替えるのは難しい、という方の参考になれば幸いです。

もっとも、最新の7のパソコンに乗り換えた方が手早く快適になるかも知れませんね。


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2012年1月24日火曜日

携帯電話でTwitter、Facebook、Gmailを使うには?

FacebookTwitterGmailは知っている方に連絡を取るのに、とても重宝するサービスです。

このブログも、多くの方がFacebookやTwitter経由で見てくださっていると思います(ありがとうございます!)。


さて、出先でこれらを使うには「スマートフォンが必須」と思われる方もいるかも知れませんが、従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)から利用する事もできます。

今回は、その方法を簡単にまとめます。


Twitterの場合

  • mobile.twitter.com:公式の携帯デバイス向けサイトです。
  • モバツイ:公式サイトより先に日本語対応した携帯向けサイトです。
  • jigtwi:docomo、SoftBank向けのアプリケーションです。

これらは一例です。他のサービスについてはTwitterまとめWikiに詳しいです。


Facebookの場合

Facebookによる説明が用意されています。

要約すると「ブラウザでm.facebook.comにアクセスする」もしくは「専用の投稿用メールアドレスにメールを送る」という方法がある、という事ですね。


Gmailの場合

モバイルGmailを使う方法があります。

携帯電話のブラウザでm.google.co.jp/mailを開けばok、ですね。

Googleの説明サイトにもあるとおり、通常Gmailで使える主な機能を使うことが出来ます。


これらはいずれも出先で使えると非常に重宝するサービスですね。私も実際、iPhone3Gを使い始める以前は、普通の携帯電話でGmailを利用していました。

結果的には「iPhoneの方が圧倒的に楽に使える」と分かったのですが、「スマートフォンに乗り換えられない理由がある」という方は、まずは上のようなサービスを試してみるのも良いのではないでしょうか。


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2012年1月23日月曜日

1本のソフトを複数のパソコンにインストールすると、どんな罪になりますか?

「店頭でパッケージソフトを万引きするのは罪」と多くの方が理解される所だと思います。

これは窃盗罪となり10年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。


一方、1本のソフトを複数のPCにインストールした場合、一般的には「違法コピー」となります。

これは「著作権侵害」ですので、懲役が10年以下、罰金は1000万円以下(併科あり)と、実は万引きするよりも重い罪となります。


企業で長年にわたり違法コピーをした場合どうなるかなど、非常に分かりやすくまとめられた記事をご紹介します。

Business Media 誠:会社で違法コピー、その本当の恐ろしさとは? (1/2)

なお、Office(Word、Excel含む)のパッケージ版ソフトでは「同じ方がデスクトップPCとノートPCと2台を利用する場合に限り、2台へのインストールが認められる」など例外となるケースもあります。


企業で複数のパソコンを使っているケースは多いと思いますが、知らずに違法コピーなど行わないよう、くれぐれも注意しましょう。


なお、今回の内容は以前にメールマガジンで「ソフトのライセンス」と題してお送りした内容を若干書き直したものです。もし良ければこちらもぜひご覧ください。


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2012年1月18日水曜日

Windowsトラブル対処の奥の手、「システムの復元」とは

前回は「1台のパソコンに、複数のバージョンのOfficeをインストールできますか?」という事で、可能だけど注意が必要、私は止めた方が良いと思う‥‥というお話をしました。

それでは、もし誤った順序でインストールしてしまったなど、異常が生じた場合はどうすれば良いのでしょうか?


通常は、誤ってプログラムをインストールしてしまった場合、アンインストールをすれば元に戻ります。

が、中にはアンインストールしても元通りにならないケースもあります。


そのような時に使う「奥の手」が「システムの復元」という機能です。

これを実行すると、文書ファイルなどのデータはそのまま、Windowsの実行ファイルや各種設定を以前の状態に戻すことができます。

この機能は Windows Me や Xp で搭載され、もちろん Vista や 7 にも搭載されています。

Windowsの調子が悪いとすぐに「再インストール」という方もいますが、この機能が無かった Windows95/98 の頃の癖が残ってしまっているのかも知れませんね。

Macの「Time Machine」に似ている機能ですが、データファイルも戻すかどうか、という点が異なります。ちなみにTime Machineの説明はこちら


もう少し詳しい説明

以前の状態の情報を「復元ポイント」と呼びます。

復元ポイントは定期的、あるいはWindows Updateを行ったタイミングで作成されます。

ディスクがいっぱいになると古い復元ポイントから順に削除されるので、ディスクの空き容量には余裕を持たせておいたほうが良いでしょう。


なお、この「システムの復元」の機能を実行する直前にも復元ポイントは作成されます。

これにより、誤ってシステムの復元を実行してしまった場合も、復元を実行する前の状態に戻すことができます。


注意事項

  • 「復元ポイント」は以前の状態の完全なコピーではありません。

    システムの復元を使っても完全に戻らない場合もありますので注意が必要です。

  • 「復元ポイント」はデータのバックアップではありません。

    大切なデータは別途バックアップしておく必要があります。

  • 特に、復元ポイントの前後で大きな変更をしている場合に注意が必要です。

    サービスパックやウィルス対策ソフトをインストールしていると、挙動がおかしくなる恐れがあります。

  • WordやExcelなどのOffice製品では、設定の一部を文書ファイルに保存しています。文書ファイルは復元の対象にならないので、文書ファイルに起因するトラブルはシステムの復元では直すことができません。

  • Windowsの更新プログラムも元に戻ってしまいます。安全のため、復元後にWindowsの更新を行った方が良いでしょう。(ただしこれは通常の場合で、異常の原因が Windows Update にある場合を除きます。この場合、異常を生じる更新プログラムはインストールしないよう注意する必要があります。)


システムの復元を実行するには

マイクロソフト社のサポート文書のページを紹介します。詳しくはリンク先をご覧ください。


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2012年1月17日火曜日

1台のパソコンに、複数のバージョンのOfficeをインストールできますか?

できますが、このあたりはマイクロソフトのサポートで説明されています。

簡単に説明すると「マイクロソフトでは推奨していない使い方ですが、必要な場合は古いものから順にインストールしてください」という趣旨の文書が出ています。

なので、Officeがプリインストールされているパソコンへ、古いバージョンのOfficeプログラムをインストールすることは止めたほうが賢明です。

どうしてもと言う場合は、一度新しいOfficeをアンインストールして、順番にインストールした方が良い、という事ですね。

また、Outlookについては例外で、最新のバージョンのOutlookをインストールすると古いバージョンはアンインストールされるので注意が必要です。


さらに詳しく、技術的な面から説明します。


Windowsの中では、様々な部品が共存して動作しています。これは「DLL」とか「OLE」とか呼ばれています。

これらの部品のおかげで、複数のプログラムから共通の機能を呼び出す事ができるわけですね。

この機能を使うと、WordやExcelを別のプログラムから呼び出して自動的に文書を作成できたりもします。


ところが、複数のOfficeがインストールされていると、どのバージョンのプログラムを呼び出せば良いのか、Windows が混乱してしまいます。

実際にどのバージョンのプログラムが呼び出されるかについては「複数のバージョンの Office がインストールされている場合の Office オートメーションについて」という文書に書いてありますが、「最後に起動した」あるいは「最後にインストールされた」という条件で、少々ややこしい事になっていますね。


まとめると、下のようになります。

  • 私としては、1台のパソコンに複数のOfficeプログラムをインストールすることはトラブルの元なので、強く避けるべきと考えています。
  • もしどうしても複数バージョンをインストールしたい場合は、インストール手順に気をつけるべきです。
  • Office2000やXpはサポート期限も切れているため、セキュリティの面からインストールは避けましょう。

トラブル発生時にかかる手間はリスクを考えると、最新のソフトで揃えた方が損が無いと考えますが、いかがでしょうか。


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2012年1月13日金曜日

出先でパソコンから「インターネット」を使うには?

出先でページやメールを確認、ブログの更新をしたい、という事もあると思います。

メールの確認などは携帯電話でもできたりしますが、ここではノートパソコンを外出先で使う方法についての基本をまとめます。

公衆無線LAN

商用施設や公共施設など特定の場所で無線LANの親機に接続して利用します。マクドナルドなどの飲食店、あるいは新幹線、空港の待合室などでも使うことが出来ますね。

通信速度は携帯電話に比べて、非常に高速です。(まれに非常に遅いこともあります)

多くは有償で、事前に業者への申込が必要となっています。公共施設の中には、無償で接続可能という所もある模様です。

NTTソフトバンクauをはじめ、非常に多くの業者が参入しています。 そのため「ローミングプロバイダ」という複数の業者の回線を横断的に使えるサービスを利用するのがお勧めです。

【参考:yodobashi.comのトリプレットゲート

データ通信製品

インターネットとの通信に携帯電話と同様の電波を用いる機器です。携帯電話の電波が届く場所であれば、移動中も使える事が大きなメリットです。

パソコンとの接続にUSBなどを使う製品もありますが、無線LANで接続するモバイルWiFiルータがオススメです。

データ通信専用の製品でなくても、携帯電話で通信できるものもあります。これは「テザリング」と呼ばれる機能ですね。モバイルWiFiルータと同様の事が出来るものもあります。

通信速度は、携帯電話と同程度の速度に制限されます。

データ通信を行うには、事前に通信会社と契約しておく必要があります。

また、モバイルWiFiルータは内蔵バッテリーで動作するので、バッテリー切れにも注意しましょう。

大まかには、良く行く場所が対応しているなら公衆無線LAN、電車内など移動中にも使うか対応状況が不明ならデータ通信製品、という事ですね。


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2012年1月12日木曜日

パソコン購入時の評価項目と購入方法

少し時間が空いてしまいましたが、ここ数回は「パソコンの購入方法」についてお伝えしてきました。

まだまだ伝えたい事はたくさんあるのですが、とりあえずこのテーマは今回が最後です。


さて、購入の際には、下の三つの評価すべき項目があります。

  • 性能
  • コスト(お金と手間)
  • 導入の速さ

一方、購入方法も大きく3通りがあります。上記の評価項目を踏まえながら、購入方法を見ていきましょう。

自作

部品をバラバラに買ってきて組み立てる方法で、私も事務所で使っているパソコンがまさにそれです。この文章を入力しているパソコンですね。

「性能」を最大限にしながら、そこそこの値段で入手したい人に特に向いています。

一方「そこそこの性能で良いので安く」という方には、下の理由であまり向いていないと感じます。

  • 部品の組み合わせを検討するのに手間がかかる事
  • 動作しないときの保証も難しい事
  • 高性能の部品は値段も高く、コストを下げるには限界がある事
BTO

BTOとは「Built to Order」の略で、注文後に生産する方式の事です。客の要望に合わせて仕様を変えることが出来る、という事ですね。

多くはネット上で仕様をカスタマイズ、注文できるという特徴があります。

上記で挙げた「自作」を代行する感じの所から、DELL、SONY、hpのような大手PCメーカーまで、幅があります。

「自作代行」的な業者の場合、特にデスクトップ型では「自作」と同じ部品を使う事も多く、壊れた時に自分で部品交換できるメリットがあります。

大手メーカーの場合、ノート型でもコストパフォーマンスを最適に出来るのでおすすめです。メーカー自身の延長保証を付ける事も出来ます。

全体的には、お金と手間を抑えながら、そこそこ満足のいくパソコンを入手できるので、事務作業に使う方におすすめですね。

家電店

大手メーカー製は良いのですが、画一的な仕様の物をそのまま販売しているので、性能もコストも今一つ、という感じです。

カスタマイズは不可能か、販売店でカスタマイズした場合はメーカー保証が付きません。

メリットは「非常に速く導入できること」ですね。


このブログでは「性能とコストのバランス」を重視するべき、とお伝えしてきましたが、購入する前に「何を重視すべき」なのか改めて考えておくと良いですね。

もちろん急ぎの場合は性能やコストが犠牲になるケースも多いので、時間に余裕を持って調達するのが良いと思います。

恥ずかしながら、以前とあるお仕事で、担当者様との当初の打ち合わせでは「コスト重視」との事で「時間がかかるけど安く」としていた所、その上司の方は実は「導入の速さ」を重視していた、という事で面食らった事もあります。

きちんと「重視する項目」を把握しておくことが大切、という事ですね。


さて次回からは、出先で「インターネット」を使う場合のあれこれについてお伝えしたいと思います。


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2012年1月4日水曜日

パソコンの「保証」には、種類がある??

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。


さて、パソコンを買う時の注意という事でいくつかお話をしていますが、せっかく大枚はたいてパソコンを買っても、すぐに壊れてしまっては困ってしまいますね。

特にノートパソコンなどは外に持ち出す機会も多いですし、小さなお子さんが居る前で使う場合は水濡れや落下もよくあります。実際、私も娘に2回も壊されてしまっています。

また、税法上ではパソコンは4年で償却という事になっている事も有り、購入後にまた新品を買い直すのは難しい、というケースもあるかと思います。


そこでお勧めしたいのがパソコン購入時の「保証」ですね。

ところが、この保証にはいくつか「種類」があります。

今回は、その違いを見てみましょう。


メーカーの保証(1年間)

一般的な電化製品と同様、1年以内の通常の範囲での使用については無償でメーカーで保証してくれますす。

ただし、自分で落とした場合や水濡れなどは対象外です。

メーカーの有償保証オプション

メーカーの直販を使う場合、オプションで水濡れや落下までカバーする内容の保証を付けたり、年数を延長したり出来る場合があります。(例:ソニースタイルのワイド保証DELLコンプリートケア)

故意に壊したのでなければ期間内の修理が無償となります。また、メーカー側で本体の製造番号を把握しているため保証書を紛失していても対応可能だったりと、非常にお勧めです。

家電店の長期保証

家電店の店頭で販売されているパソコンの場合、販売店での長期保証を付けることが出来ます。(例:ヤマダ電機の5年間長期保証ノジマの保証サービス

壊れた時に一部の金額を負担する必要があるため、メーカーの保証オプションに比べると見劣りしてしまいます。

周辺機器ならカスタマイズすることも無いし、家電店で買っても良いのですが‥‥。

という事で、私のお勧めは「パソコンを買う場合は、メーカーの有償保証オプションを付ける」ですね。


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