前回パソコンの「性能」はどうやって決まるの?では、出来るだけメモリを増やすと高速化に繋がります、という話をしました。
今回はその補足として、メモリに関する注意点を挙げます。
- パソコンの型番とメモリの規格
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メモリを購入する際は、事前にお使いのパソコンで使えるメモリの型番、枚数などについて、知っておく事が大切です。
パソコンメーカーのページや、バッファローやIOデータなどのメモリメーカーのページで、パソコンの型番を元に調べる事ができます。
なお「上限」とされているよりも多い容量のメモリを付けても、正常に動作しないおそれがありますので、ご注意ください。
デスクトップパソコンとノートパソコンとでは、メモリの大きさ、形状が異なります。
また、同じ形状のメモリでも、電気的な特性が違う事があります。これは速度や容量を向上するための、新しい規格が出てくるためですね。
時々「以前に使っていたパソコンのメモリを新しいパソコンに使えないか?」という質問もいただきますが、新しいパソコンは新しい規格を採用しているため、無理な場合が多いです。
増設の際、調べる手間や間違えて購入リスクを考えると、代行サービスを頼んだ方が早いかもしれませんね。
- Windowsによるメモリ量の制約
パソコン本体は増設可能でも「Windowsの32ビット版と64ビット版とは? ビット数とは?」でお伝えした通り、32ビット版のWindowsでは使えるメモリの量に「約3GB」という上限があります。
ちなみに64ビット版のWindows7での上限は、Home Premiumが16GB、ProfessionalやUltimateは192GBとなっているので、問題になる事はあまり無いのでは、と思います。
- そもそも増設が出来ない
特にノートパソコンでは、軽量化、低価格化のために増設が出来ない場合があります。
- メモリの価格とメーカー保証
新規格のメモリの場合、登場した直後は割高という事があります。
なので、後で増設した方がお財布には優しい、というケースもあります。
一方で、メーカー直販で増設して購入した場合、増設したメモリもメーカー保証の対象に含まれる場合があります。これはメモリの不良による異常を防ぐのにとても有効です。また、間違えて増設するリスクは0になります。
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